いつもとは違う今日
今日もいつもと同じ。
授業を受けて、休み時間には友達と笑いあって。
部活に出て。
家に帰ったらすぐに塾に行ってあとは就寝。
だったら良かったのに。
いつもと同じだったら良かった。
要するにいつもとは違うっていうことで。
私の運命が変わったのは今日の朝。
いつもみたいに。普通に学校に登校しようとしてたとき。
「よぉ。」
いきなり目の前が光って、今までずっと好きだった漫画の例の、あの人が出てきた。
「観ちゃん・・・でしょうか?」
というかこんな夢は何度も見てきた!(夢小説で。)
このまま桃源郷にでも連れてってくれるんだろうな〜。
夢なんだったら。
なんたって私腐女子って呼ばれたことありますから。(肯定したことは無いけど
そんなことがあったから期待してしまっていた。
ヒロインがこのまま桃源郷に行って、三蔵一行と一緒に旅をして。
おまけに気に入ったキャラと会話とかしてみたりできるのかな。
な〜んて。妄想ですけどね〜。
「おい、お前だな。」
まさか・・・
「はい。そうですけど。」
え・・・?
「丁度良かった。来い。」
知らない人には付いていってはいけません。
分かっててもね。
でもこの神様。知ってる人。
「はい・・・。」
するとの前に出てきたものは大きな扉。
いつもなら通行量の多い道だったのに。
今だけは何も見えない真っ白な空間に変わってる。
さっきまで考えていたことなんてすっかり忘れちゃって。
今はただ、桃源郷という世界を思い浮かべていた。
扉の向こうには、ただっ広い荒野と、その奥にある斜陽殿。
はそのまま、扉へと吸い込まれていった。
そして今。
まさに目の前にあるのがその、
斜陽殿。
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あとがき
いきなり異世界トリップです。
設定としては遙か2のバッドEDから現代に戻った神子様がヒロインです。
では、風にまかせたようなこの小説ですが、喜んでいただければ幸いです。
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